成功したいひよっこビジネスマンが頑張る話《日々のPDCAを回す》

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履歴書を見ながらの面接で、人物重視採用と言えるだろうか

採用に関わる仕事をしていると、無数の履歴書を読むこととなる。

 

履歴書の内容から受けた印象と本人と会ってみての感想は異なることがほとんどだ。というか、全員どこかしらは違う。むしろ当たり前だと思う。履歴書だけでその人物のことなど分かる訳が無い。

 

書類選考は、履歴書全部を見て判断するべきではないと思う。

本来、ある種デジタルに行うべきだ。 例外での通過はあってしかるべきだが、条件を満たしたうえでの書類アウトはなくすべきだと思う。書類選考はそういったものであるべきだ。

 

履歴書には、名前や性別、顔写真、住所、連絡先、学歴と職歴、資格欄と長所や短所もしくは自己アピール欄がある。

 

このうち、学歴や職歴までは普通変化しないし、資格は基本的にアップデートされるとは言え、性質が変わるといったものではない。

 

やはり気になるのは長所や短所を書かせたり、自己アピールを書かせたりする場所である。

 

この欄で選考する側は何を見ればいいのだろうか。

いくつか考えてみる。

 

・きっちりと埋めて提出するという意気込み?

・長所や短所の自己分析?

・自己アピール欄の記載事項?

・文章力?

 

・きっちりと埋めて提出するという意気込み?

→もちろんやる気は大事なのだが、入りたいという意気込みと入社後の活躍は無関係だと私は思う。入社に対するやる気と毎日の仕事に対するやる気は異なるようにも思う。

 

・長所や短所の自己分析?

→これが書いてあったところで人となりは正直全く分からない。会っていない以上、その記載をそのまま受け取る訳にもいかないので、結局会ってみてから答え合わせとなる。ただ、継続力などは面接では分からないから、正直長所や短所などは入社していただかないと分からない。というか、その長所や短所で合否を決めないだろう。

 

・自己アピールに何を書いているか?

→これも上記と同じ。会ってみないと分からない。そもそも本当のことを書いているのか分からない以上、ここの記載事項で合否を決める訳にもいかない。

誰かが誇張して書いていたとすると、真面目に書いた自己アピールがその誇張したものと比較して相対的に弱く見えて、書類で落とすなどあってはならない。

そのため、記載事項は本来積極的に選考項目から外すべきだと思う。

 

・文章力?

→文章力を見ることはできる。文法や論理のつながりをきちんと追えているか。つまり書いてもらう内容はなんでもよくて、文章を書いてもらうことが目的であるなら、その目的は達成できる。ただ、文章力だけをみたいのだが、自己アピールや長所などをテーマにするとどうしても内容に引っ張られる人が少なからず出て来てしまうので、読む側が合理的に読めているかというと微妙だ。

 

 ただ、履歴書のこの欄があることで、経歴としてはアウトだが通過したという人が一人でもいるのであれば、この欄はあるべきなのかもしれないと思う。

もちろん、これまで書いたように、そのアピールがその人物を本当に表した正確なものかといえばそうではないことがほとんどだ。

ただ、経歴だけではどうにもならない時に、どこかで自己アピールできないかと考える必死な転職者に何かしらの救済措置となる場所は必要なのかもしれない。

まあ、それだけ本気ならば履歴書だけと決めずに様々な手を使ってアピールしてほしいと思うのもひとつあるが。

 

とにかく、ここまで何を書いたかというと、履歴書では本人のことはわからないということだ。

そして、履歴書によって本人に対する評価に色眼鏡が付きやすい。

なぜなら、その人物と最も親和性の高い文章であり情報だからである。

 

私が思う選考方法は、

 

◆書類選考はデジタルに行う。

→予め定めた書類選考条件に忠実に、その部分だけを抜き出して選考を行うべきである。それがフェアだ。

書類選考条件以外の部分に目を留めた場合、例外通過はあっても例外アウトは作るべきではない。

 

◆面接は書類選考を行った人とは別の人間が、履歴書を見ずに行う。

→この際、面接者は名前などのほか、履歴書の情報は見ない。履歴書の中で気になった点を確認するという場合は、書類選考の一環として書類選考者が行い、面接者はその場に同席しない。

→この場で、面接者はその人物の人となりを見極める。書類選考は通過した人物なのだから、この人物選考が合格であれば内定である。

人物重視の採用を行うのであれば、数人を比較する場合は面接点のみを考慮して内定者を決定する。

 

履歴書に様々な欄があることで、人物を見る目が鈍ってしまうのではないかという仮説に基づいてこの論を展開してみたが、正直異論も多いだろう。

 

自分で書いていても突っ込みどころも多いが、

当たり前のように履歴書を見ながら面接をすることに一度疑問を抱いてみるのも大事だろうと思う。