成功したいひよっこビジネスマンが頑張る話《日々のPDCAを回す》

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金の価値とは なぜ金本位制が採用されたのか

金本位制とは

 

金は輝きがあり、腐食しにくく、転性が大きく、分割することもできるところから、何とでも交換可能であったため鋳貨として使われてきた。私はこの、輝きがありという部分に着目したいと考えている。つまり、本質的に人間がこの金という存在を手に入れたいと考えているのではないかということである。

腐食しづらい点など、それが通貨として流通するための外部的な条件も存在はしてはいたが、そこに輝きが無ければ通貨として存在し得なかったのではないかと私は思うのである。

この金貨をあらゆる商品の価値を表現し、交換するための基準として使うことを金本位制という。金どれくらいという話である。つまり、全ての商品は金と交換可能であり、金があれば全てのものを手に入れる事ができるようになったと読み替えることもできる。

金本位制の下で発行される紙幣においては、一般に各国の中央銀行が発行する銀行券であり、中央銀行保有する金貨や金塊と引き替えに発行される兌換紙幣である。つまり、紙幣を持って銀行に行けば金貨をその価値に応じて受け取る事が出来る。

紙幣が信用される根拠は、本来金本位制の兌換制度にあった。つまり、金自体に信用があり、金と交換出来る紙をお互いに取引していたという事が言える。

従って、金本位制度の下においては、発行出来る紙幣の価値の総量つまり、紙幣量は金の保有量に制約されることとなる。

 

つまり、その国が持つ全ての価値が金で表現出来るということがいえ、金そのものの量がその国の価値ということすら言える状態であった。

 

この状態においては、金の保有量こそがその国の価値であり、強さそのものであるということが言える。

 

金本位制において、有り体に言えば最も得をしたのは金をたくさん持っていた人や国であろう。

 

金自体にはそもそもの価値があったが、銀やニッケルなど他の金属を主体とした制度が採用される可能性も充分にあった訳だし、もしもそれらの金属が例えば銀本位制のような形で価値の基軸として採用されていれば銀の価値が急上昇していただろう。

 

この記事の前段でも記述したように金が価値の基軸として採用されたことにはいくつかの理由があることも確かである。(歴史で教わる金が基軸通貨となった理由という記事を書く)

 

しかし、価値の基軸を世界中で統一するというのは極めて重大な価値の定義であり、ある国がそれを採用しただけでなく世界中でそれが行われたことに私は違和感を感じているのである。

 

金本位制が始まった、と歴史で習えばなんとなく納得した感じで受け入れているが実はこの金を価値の基軸として置いたという瞬間はお金の価値というものを考えることにおいて極めて大きな事件なのではないかと思うのである。

 

つまり、何が言いたいかというと、金を大量に保有していたもしくは保有・獲得できる見込みのあった集団によって金を価値の基軸として置くことが意思を持って推進されたのではないかということである。

 

国同士の話をすれば、金を多く保有している国は保有量が少ない国を経済的に完全に支配出来る構図が簡単に完成する。

 

それまで別々の軸で価値が表現されていたために経済的には独立していた各国が金の保有量において完全な優劣がその瞬間に生じたのではないか。

 

このシリーズは今後多くの記事を割いて考えていきたい。